雑草魂

 ネットで調べてみると雑草魂の説明がなされている。代表的な人は元巨人軍の上原投手だ。人はどんなことからでも学ぼうとする心があるので、日常の何気ないできごとや物事からいろいろなことを考える。

  最近草が家の周りによく生えてくるので草むしりを雨が降る日以外はよくするようになった。本当にコンクリートとやアスファルトのすき間に成長している雑草があることに気付く。植物にとって見ればこういう狭いところで育てば他の植物には邪魔もされず大きくなれるかもしれない。植物は何も喋らないけど、ひたすら芽を葉を上に向けて伸びていく。その姿に凄さを感じるし、草むしりをしたばかりなのにすぐに次の草が生えてくる。コンクリートの間に挟まった雑草はなかなかとれない。雑草と呼んでいるけど本当は名前もつけられているし、その生命力は果てしないものがある。これらの雑草を人間と比べること自体しょせん無理なことなのであるが、教訓にしてしまうところがまたすごい。

 ちょっとした環境の変化に弱い人間は果たして雑草のようにたくましく生きていけるだろうか、思いながらときどき心が折れる私であった。