人は変われるか?

 またまた哲学的なお題。あの人変わったなあということもあるけど、昔から他人と過去は変えられない、なんてよく言うよね。実際に他人を変えようとするにはすごい労力がいるうえに、いくらこちらが注意したりなだめたり叱ったりしたってそう簡単なことではないよ。昔自分の子どもを叱ってその行為はやんだけど他のところでまた同じようなことを繰り返すことがあったよ。

 自分はすごく怒りっぽくて短気なのでそうでない心の落ち着いた自分に変えたいと思った。ひどいときには手が出たり物にあったたりもした。心理学や哲学を勉強したり、宗教に関わってお寺で座禅を組んで瞑想したりもしたけど、根っこではなんら変わらないのだ。いざとなるとまた同じことの繰り返しでいつのまにかかっとなっている。自分の心が変わればと思ってやってみたけどほとんど無駄。

 では、自分を変えるのは全く無理なのか?まして他人を変えるのはなおさら大変。今思うに、変えようと思ってムキになったりしゃかりきになったりすることをあきらめることだな、と。自分の何が変えられるか。それは自分の見方や考え方を外からみてみるといいかも。変えられなくても自分とは他人は今はこういうもんだ。無理しなくていいよ。そのままで、と思うと以外にすっきりする。そのように思えなくても、場所を変えたり環境の異なったところに自分を置いてみるとそのきっかけになったりする。今すぐ変わらなくてもいいじゃないかと開き直ってみると、以外に変わっている自分にあとから気づくこともある。また元に戻ってもいいんだ。またやりなおせばなんて軽く考えた方がストレスもたまらないかも。

 結論!そう追い込まずまずは自分の心の状態を外からじっくり眺めてみることで.無理して変われなくてもいいとゆったりとかまえてみよう!と自分で自分に言っていきかせているのであった。自分は自分、あなたはあなた です。

◆相田みつを「そのままでいいがな」木製額入・即決あり◆_2